こんばんは!橘モータースの橘徹です。
今日は自動車保険の保険料の決まり方の大きな枠組みについて解説しようと思います。
そもそも、自動車保険には、「ノンフリート」と「フリート」という2種類の契約の仕組みがあります。
ノンフリートとは、一家族・一法人の自動車保険の契約台数が9台以下の場合に適用される仕組みで、1台1台に割引率を決定する方法です。
一方でフリートとは、一家族・一法人の自動車保険の契約台数が10台以上になる場合に適用される仕組みで、契約者に割引率が付与され、その割引率が全ての車両に適用される仕組みです。
たくさんの車を所有していないとフリート契約にはなりませんので、ほとんどの方がノンフリート契約に該当します。
そのため、これからはノンフリート契約の保険料の決まり方について解説していきます。
皆さんは、何によって保険料が決定するかはご存知ですか?
色々ありますが、
・年齢
・運転免許証の色
・車の主な使用目的
・運転者の範囲
・車種
・等級
・各種割引
・補償の内容
といった項目があります。
それぞれの内容で色々とポイントがありますので、細かくは今後お伝えしていけたらと思います。
特に等級の制度なんかは、多くの方が知らない情報なんかもありますので、ぜひお伝えしたいところです。
保険料の決定に関して大切なのは、保険料を節約しようとして適切な掛け方ができていないと、いざというときに保険がきかないという「モレ」生じている場合があるということです。
実際に先日あった事例ですと、
現在親子二人で暮らしていて、車は一台のみ所有しているが、最近娘さんが通勤で車に乗るようになり、通勤の時以外はお母様が日常の買い物などで利用している、という方がいらっしゃいました。
しかしこの方の補償の範囲は親のみで、娘様は対象から外れていたのです。
この事実に気付かずに、万が一娘様が運転中に何かあったらと思うと恐ろしいですよね。
急いでその場で契約内容を変更するようにアドバイスしました。
このように、定期的に補償の状態をメンテナンスしていかないと、保険料を節約した結果、保険がきかなくなってしまうという事態になりかねません。
こうなったら本末転倒です。
ですから正しい状態をしっかり把握して、適切な保険をご案内するのが、我々保険代理店の使命です。
保険代理店にも様々ありまして、保険のみを取り扱っている保険専業の代理店ですと、通常保険の更新のときしかお客様と接点がありません。
一方で自動車整備工場ですと、保険以外にも車検やオイル交換などで、お客様との接点を持つことができ、その都度現在の生活の状況をお伺いすることで適切な補償状態か把握することができます。
だから自動車整備工場はお客様に自動車のリスクに対する備えを最も提供しやすい立場にあると言えます。
これが、私が自動車保険は整備工場で入るべきだと訴える理由の一つでもあります。
ぜひ今の補償内容が適切であるかどうか不安な方は、お気軽にご相談いただければ幸いです。
今回はここまでで、次回から保険料が決まる一つ一つの要素について解説していきます!
またお会いしましょう!!